10月13日 真藤恒の技術経営を学ぶ

経営の情識 事務屋、技術屋ではなく社会人たれ 真藤恒の技術経営を学ぶ

http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20110330/219228/

 新しい行動に切り換える気持ちを持つことのできる人は、個人としても将来非常に伸びる人である。
自主性を持ち、能力の向上に努めていくならば、必ず道は開ける。 自主、自立、自律の重要性
真藤哲学の基本-歴史をわすれ、歴史を無視した社会行動は何一つ通用しない。政治も経営も、技術だって皆成り立たない。
大体やっていることが歴史の一コマなのだから、歴史の中に一貫して流れている変化の法則を、おぼろげながらでも身につけていく、体得する、それが非常に大切である。
【設計こそすべての基礎】

勇気なきインテリは「熟慮不断行」 真藤恒の技術経営を学ぶ[その2]

http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20110405/219316/

一回成功の経験を持つこと、自信が出てきてあとは、相乗効果ですべてのものが出てくるようになる。
【人間どうせ百点はムリ、失敗するから失敗しない】 実行せずに、具体的にトライせずに、観念的にいくら100点を狙おうとしても出てくるはずがない。結局、熟慮不断行になってしまう。70点主義でもいいから早く手がけて、早く悪いところを見つけて直す。これには勇気がいる。
人間だからもともといくら努力しても、100点ができるはずがない。
「完璧な仕事を続け」るために、「早くしくじって早く直せ」「見極めをつける熟慮」でした。そして即断行する。おかしい所が生じたら、直ぐ手を入れる。そのプロセスで、必ず、新しい何かがつかめる
苦しみながらやっていくことが熟慮 人間が真剣にそのことに取り組んだときの熟慮というのは、本能的に瞬間的に出てくるものである。その次の瞬間に行動が始まる。
【初めに習ったことを捨てる】  捨てるためには新しいものをみつける能力が必要だ。一つは専門知識、専門外知識であり、そしてもう一つは、それらを支える常識と厚みのある人生観である。
“習って、覚えて、真似して、捨てる”。

「思い切りやれ」、現場を奮い立たせた一言 真藤恒の技術経営を学ぶ[その3]

http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20110414/219438/

【エラーを恐れずトライせよ】 トライした後で、エラーを見つけ出す能力が、その人に備わっているかどうかである。自分を客観視する能力がいる。高く広い判断力を身につけることが大切だ。
【「やる気」「やらせる気」が責任の本質、するっとうまくいったはムダの証拠】 途中でやり方を変えずに、するっと、もしうまくいったとしたら、初めの計画の段取りが大きすぎる。ムダをうんと持っていたから修正しないで済んだ、非常に能率の悪いオペレーションをやった、ということになる。
【失敗を成功に転ずる】 失敗したものを次にどう生かすかということが大事である。単に平面的に責任を追及するということでは企業は終わりである
【勝ち負けじゃない。真剣勝負の回数だ。ツーとカー。十五秒で事足りる】真剣勝負をやった回数が、その人のポテンシャルなりタレントのベースになる。不真剣なことをなんべんやっても、それは熟慮不断行の材料になるだけである。
【悲観的な見方をすれば、行動すべて消極的になる】 逆に乗り切ろうという心構えで動いていれば、やることすべて能率よく動いていって、必ず切り抜ける。
エラーが表に出て迷惑をかける前に直せ

「もっと勉強を」、社長にくってかかった訳 真藤恒の技術経営を学ぶ[その4]

http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20110420/219526/

【相手に愛情を感じたときに叱れ】 相手に愛情を感じたときに叱り、相手に憎しみを感じているときには、叱ってはならない
人間は、社会的に相当の恩恵を受けて育てられている一個の社会人である。そうである以上は、やはり社会人として、よりよきものを次のジェネレーションに渡していくという、厳然たる義務
【経営者に孤独はない】決断すべき問題について相談にのってくれる人が山ほどいる。そしてまた衆知によって問題は解決される。そういう意味では、経営者に劇的瞬間も孤独もあるわけがない。
責任を一人で背負いきれずに逃れようとしたり、だれかに半分持ってもらったりすれば、わびしさと孤独を味わうことになるだろう。責任を負う覚悟があれば、それで十分だ。
【アクタレつくにも考える】 能力のある人間は、それだけ自信とプライドを持っているから、それを傷つけないようにしないといけない
後ろから押すようにして、一人ひとりが自分でやる気を持つようにしないと、組織はよどんでしまう。

知識より知恵、ホームランよりバント 真藤恒の技術経営を学ぶ[その5]
【合理化には別の意味もある】 合理化は組織の人間の知恵と、その知恵を実現させる金と、世の中のために働こうとする人びとの意欲
【ホームランよりバント主義で】半歩でもよくなる可能性があるなら、まず実行することが先決である。
苦労を重ね、努力する中で、思わぬアイデアや苦し紛れのとんでもない工夫が生まれたわけです。世の中のイノベーションと呼ばれるものの大半はそうやって出てきた
【知識よりも実行力を】知即行、行即知である。知と行、行と知というものが離れていては役に立たない。
「従来の習慣的なものを一応否定してかかって、その結果を見てまたそれを否定してやってみる」
【本気かどうかが評価のキメ手、数字で評価などしない】マネジメントのカジのとり方の判定であって、苦しいバウンダリーなら、誰がやっても数字は悪くなるし、いいバウンダリーなら、誰がやったって数字が良くなる

読者と考える「スペシャリストから育つゼネラリスト」 真藤恒の技術経営を学ぶ[その6]

http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20110524/220092/?P=1

技術者でありながら思想・哲学・信念を持ち、また真理の実践を生まれながらにして持ち合わせた人だと思います。日本の社会や企業の将来は、このような人物、賢人をいかに見つけ出すかにかかっています
ゼネラリストは心で仕事をするもの。スペシャリストを持て囃したのは、それらが出来ない人間の仕業でしかない。個別最適しか取れない人間こそ、全体最適を取れる人間に使われるべき

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